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適切に節税する方法とは?【中小企業向けの節税対策を徹底紹介】

会社が払うべき税金はたくさんありますよね。特に利益が出過ぎてしまった場合などには節税がより有効です。しかし、適切な税金対策を行う方法がわからないという方も多いと思います。この記事ではそのような困っている方々のためになる内容になっているので是非参考にしてみてください。

公開日 : 2021/01/16

更新日 : 2021/01/16

目次

どんな時に節税を考えるのかの事例と回答とは?

中小企業にとって税金とは、ライバル企業の次に大きな敵なのではないでしょうか?会社を経営していく上で、売り上げが伸びるにしたがって税率も上がっていき苦労しますよね。ではあなたはどのような時に節税を考えますか?この見出しでは分かりやすい例を紹介します。

節税はどのような時に考えるのか事例を紹介

中小企業を経営しているBさんは、節税するために、経費を増やして一時的に節税対策をしていました。しかし、後に会社の資金繰りが悪くなっていることに気付きました。そもそも節税は会社の資金繰りをよくするために行うものなのに本末転倒では?と後悔してしまいました。

 

必要のない経費を増やしてしまっては、会社にとって何にもいいことはないじゃないか…では経費を増やすこと以外で、永久的に続く節税対策は果たしてあるのでしょうか?

節税はどのような時に考えるのか事例に対する回答

「経費を増やすこと以外の節税対策はあります!!」節税対策には複数の方法があるので、どの方法を選ぶのかは会社の方針や状況によって様々です。自分の会社にあった節税方法を選ぶよにしましょう。ではなぜ中小企業には節税が必要なのでしょうか?

なぜ中小企業などの法人は節税対策が必要なのか?

税金のことを知っておくことは、法人にとってとても大切です。なぜなら税金の仕組みが分かっていないと、必要以上の税金を納めて損をすることがあるからです。会社の収益をあげるためにも、税金はなるべく抑えたいところ。必要以上の出費を抑えるためには、節税対策が有効です。そこで今回は、法人向けの節税対策についてご紹介していきます。

法人の経営者が絶対に抑えておきたい4つのポイントとは?

まずは、具体的な節税対策の前に、節税のための心構えをご紹介しましょう。いかに4つのポイントをあげてみます。中小企業のみならず、法人の経営者なら知っておくべきものばかりです。

お金を余計に出さない【経費を見直すなど】

まずはお金の使い方に問題がないかを見直し、無駄な出費があればすぐに改善しましょう。社員報酬や、在庫の確認・処分などの経費の見直しが代表的です。また税金を納める際は、適用できる税額控除はすべて適用します。税額控除は適用できるものが多ければ多いほど、税額を減らすことが可能です。

お金を有効に活用することが大切

お金は必要なところには惜しみなく投資しましょう。たとえば宣伝広告費や、将来的に事業に必要だと判断したものへの先行投資などがあります。お金は節約することも大切ですが、うまく循環させることが大切です。将来的に会社の利益となるような、有効的な活用方法を考えてみましょう。

会社を守るために節税は必ず行う

たとえば倒産防止共済など、各種の保険に加入することも節税につながります。保険は税額控除として申請できます。また保険は会社や社員を守るためのセーフガードですので、未来投資の1つとも考えることができます。保険料の負担というデメリットはありますが、メリットに目を向けて活用することも大切です。

会社の環境を整える

設備投資や社員への投資も積極的に行いましょう。会社の環境が整うことで、社員のモチベーションや仕事の効率の向上につながります。たとえば会社の設備投資だけでなく、消耗品の購入費や社員の接待費・交際費を経費で落としたり、福利厚生を見直したりしてみましょう。社内環境が充実するだけでなく、経費として落とすことで節税にもつながりますよ。

中小企業などの法人で最もよく知られている節税方法とは?

中小企業などの法人が納める税金として、代表的なものが法人税です。ここでは、一般的に利用されている法人税の節税対策をご紹介します。節税対策の基本ともいえる項目ですので、ぜひ今一度ご確認ください。

益金を減らす

法人税は法人所得税と言い、その法人の所得に課税される税金です。ちなみに所得は益金から損金を引いた金額になります。法人税の税額を抑えるためには、所得を低くすることが大切です。その方法の1つが、益金を減らすことです。

 

益金を減らすと、損金を引いたあとの所得の金額が小さくなります。つまり課税の対象となる所得の数字が小さいと、課税額も小さくなります。また法人の税率は所得の多さによって増減します。所得が小さいほど税率は低くなるため、益金を減らして所得を低くすることは大切です。

損金を増やす

おなじく損金を増やすと、法人の所得を減らすことができます。損金を増やす方法として一般的に利用されているのが、固定資産の見直しです。固定資産はその耐用年数に応じた減価償却費を毎年計上することができます。減価償却費は、償却期間が短いほど金額が大きくなります。

 

たとえば500万円の固定資産を10年で償却した場合、毎年の減価償却費は50万円です。一方、5年で償却した場合の毎年の減価償却費は100万円です。減価償却費が大きいほど、法人税の納税額を減らすことができます。

特別控除を利用する

特別控除とは、簡単に言えば税の優遇制度です。特別控除を利用すれば税額を減らすことができます。法人税で利用できる特別控除は以下の3つです。

 

・ 雇用促進税制

・ 所得拡大促進税制

・ 中小企業投資促進税制

 

「雇用促進税制」とは、雇用者の数を増加させて一定要件を満たした法人に適用される税額控除です。中小企業なら2人以上の増加が必要です。「所得拡大促進税制」は、雇用者への給与を一定数増やすと、増加額の10%を控除できる制度です。ただし中小企業は20%まで控除が認められています。

 

「中小企業投資促進税制」とは、対象の設備を設置したり製作したりした場合に、その取得価格の30%を特別償却できます。あるいは取得価格の7%の税額控除も可能です。これらの特別控除は、社内環境の充実度を対象にしたものとも言えます。積極的に活用してみましょう。

 

中小企業などの法人でできる節税方法5選とは?

そのほかにも、中小企業などの法人が利用できる節税対策はたくさんあります。おすすめの方法を5つご紹介していきます。

役員の追加をする

役員報酬を増やすと節税につながります。たとえば役員を追加したり、役員の報酬額を増やしたりする方法があります。役員報酬の金額が多いほど、会社に残る利益は少なくなります。法人税は会社の利益=所得に応じて徴収される金額のため、会社の利益を減らすために役員報酬を増やすのはオーソドックスな節税対策です。

 

ただし、役員報酬の金額が高くなると、今度は法人が支払うべき所得税や住民税が高くなります。役員報酬を増やすときは、それらのバランスを考えながら行うことが大切です。

車両の受け入れをする

商用車を増やすと、車に関する費用を経費として計上できるため、節税につながります。会社が社用車として購入する車はもちろん、仕事で自家用車を使う場合はその自家用車も商用車に数えることができます。経費として落とせるのは、車の取得費用のほかに、ガソリン代や自動車保険の掛け金、高速道路料金などです。

 

節税対策を行うなら、積極的に車両の受け入れを行いましょう。ただし、社用車の受け入れの際には、自動車保険の料金プランが変わることがあります。場合によっては節税できる金額より、保険料が高くなることがありますので注意してください。

倒産防止共済

倒産防止共済は中小機構が提供している制度です。もし取引先が倒産した場合、最高で8000万円の借り入れを受けることができます。取引先が倒産したために共倒れとなる法人も少なくなくありません。会社を守る備えとして、中小企業の経営者はぜひ加入を検討したい制度の1つです。

 

倒産防止共済は月々5000円の掛け金から始めることができます。掛け金は必要経費として計上できるため、法人税の節税にもつながります。

 

生命保険や法人保険に加入する

生命保険や法人保険の中には、保険料の4分の1、2分の1、あるいは全額を損金できるものもあります。特に法人保険は損金の設定額が大きく、節税効果が高いものが多いため、ぜひ加入を検討してみてください。

 

また保険の中には期末ぎりぎりでも加入できるものもあります。もし税額が高いことが判明した場合でも、保険に加入すると保険料を必要経費として計上でき、税金を抑えることができます。節税できるだけでなく、補償を受けられる点も保険加入のメリットです。解約時にお金が戻ってくる保険も多く、一時的に出費をしても後程回収することができます。

家賃の年払いをする

家賃の年払いは「短期前払費用」とも呼ばれます。短期間分の家賃を前払いすることで、その家賃額を当期の損金として計上できる、という方法です。損金が大きいほど所得が減るため、節税対策となります。

その他の節税方法とは?

そのほかの節税対策として、社長の自宅を買い取るという方法があります。見込める効果は3つありますが、まず法人税としての節税効果を見ていきましょう。社長の自宅を会社が買取り、社宅として社長に貸す場合、社長が会社に支払う家賃は会社の収益になります。しかし同時に、その社宅の建物の減価償却費や不動産取得税、登記料などはすべて会社の経費として計上することができます。

 

一般的には家賃収入より諸経費の方が大きい金額ですので、節税につながります。2つ目に相続税の節税効果が見込めます。社長の相続が発生すると、まず保有する株式評価がおこなれます。この際、中小企業の場合は純資産額方式によって株式が評価されることが多いです。この方法では、社長個人の資産を会社株式として評価することにより、株式評価額を下げることができます。

 

3つ目は、事業継承の面でのメリットです。中小企業等では、経営者が相続などにより会社株式を取得する場合、相続税が発生します。しかし、一定要件を満たせばその株式にかかる80%の相続税の納税猶予を受けることができます。贈与の場合は、おなじく80%の贈与税納税猶予があります。

 

つまり、社長の自宅を会社株式としておくと、その自宅を譲り受ける際の相続税や贈与税が猶予されるというわけです。ただし猶予を受けるには一定条件があるため、注意が必要です。

一人社長の会社に法人成りすることで節税することができる?

フリーランスや個人事業主の場合、業績が伸びるにつれ、税金も高くなっていきます。そこでおすすめなのが、1人社長の法人成りです。個人事業のままで行える節税対策は少ないため、もし税金を安く抑えたいときは、法人化を考えるのもおすすめです。

所得の分散ができる

法人化することによって所得の分散が行えます。反対に個人事業主の場合、所得の分散は他の専従者がいる場合にのみ可能です。所得が高いほど税率が高くなりますが、法人化すると、所得を社長と会社で二分することができるため、それぞれの課税額を安く抑えることができます。

給与所得控除が発生

法人の場合、社長の役員報酬は給与所得扱いになります。よって、給与所得控除を利用することが可能になります。給与所得控除は最大で220万円です。一方、個人事業の場合は、売り上げから経費を差し引いた金額がそのまま事業主の所得になります。個人事業では青色申告控除が利用できますが、最大でも65万円です。

最大2年間の消費税免税

売り上げが1000万円を超えた場合、その2年後から消費税の課税対象となります。このタイミングで法人なりをすると、個人事業時代の売り上げが一度リセットされ、消費税の課税対象から外されます。よって、仮に法人成りした初年度に1000万円以上の売り上げがあったとしても、課税対象となるのはその2年後です。

 

たとえば2020年度に個人事業で1000万円の売り上げとします。この場合、課税対象となるのは2022年です。もし2021年に法人成りすると、それまでの業績はリセットされ、課税対象は2023年となります。このように法人成りした場合、その初年度と翌年は課税対象から外されるため、最大で2年間の免税期間があります。ただし一定要件を満たすと免税期間が短くなります。

出張日当を経費として計上

法人化すると、あらかじめ出張旅費規程を定めておけば、定額の出張日当を経費として計上することができます。たとえば出張旅費規程で1泊2日の出張日当を1万円と定めておけば、実際にかかった費用が8000円であっても、1万円の経費を計上できます。ただし、かならず出張旅費規程を定めておくことが必要です。

生命保険に加入でき、保険料の一部を計上

法人として生命保険に加入すると、生命保険料控除を受けられるだけでなく、保険料の一定割合を経費として計上できます。一方、個人事業の場合は生命保険料控除のみが利用可能です。

役員社宅の家賃の多くを計上

法人成りすると社宅制度を利用することができます。法人名義で社宅を役員に貸しつけると、家賃を経費として計上できます。

法人の節税で気をつけたいポイントとは?

節税に夢中になりすぎると、納税方法を間違うことがあります。たとえ悪気がなくても、納税の義務を怠るとペナルティがあります。こういったミスを防ぐためには、お金を正しく管理することが大切です。

 

そんな時に役立つのが、クラウド型の会計サービスや会計ソフトです。特に個人事業主や中小企業の経営者に人気があるのが「free」というクラウド型会計サービスです。無料で利用でき、簡単かつスピーディにお金の管理をすることができます。

税理士の相談するメリットとは?

節税したいけれど、具体的になにから手を付ければいいのか分からない、という場合もあります。そういったときには、税の専門家である税理士に相談するのがおすすめです。

節税対策のアドバイスを受けることができる

税理士に相談することで、自社の状況にあわせた節税対策の方法をアドバイスしてもらうことができます。より高い節税効果を得るためには、自社にとって適切な対策を講じることが大切です。税のプロである税理士は、様々なケースに合わせた節税の知識が豊富です。

税法改正に柔軟に対応できる

税金の制度は意外に頻繁に改正されます。法人が納めるべき税金は種類がたくさんあるため、それらすべての情報を逐一チェックするのは大変です。税理士がパートナーにいれば、これらの税制改正にいち早く柔軟に対応することができます。

税務調査に対応してもらえる

最大のメリットともいえるのが、税務調査の際のサポートです。税務調査で申告の誤りが見つかると、税金を追徴されます。税務調査はとても厳しいため、質問にうまく答えられず、申告誤りを見なされてしまうケースも多々あります。

 

税理士のサポートがあれば、質問に的確にこたえることができ、無用な追徴を受けるリスクを減らすことができます。また税務調査自体をスムーズに終わらせることができるというメリットもあります。

節税に失敗した事例とは?【手遅れだった節税対策】

節税対策に失敗した例の一つとして、決算期をすぎてしまって利益が出過ぎている事に気づき、節税対策を実施しようとしたが、手遅れで税金が多額に出てしまったというものがあります。節税対策の多くは決算期末に実施しても効果は期待できません

 

事業を開始して、数ヶ月たったら損益予測を積み上げ方式で積み上げをしなければなりません。そうすればある程度損益予測ができますので、事業年度終了前に適切な手を打つことができます。

 

早い段階で決算予測をすることが鍵になってきます。一年の利益と損害を予測するようにしなければ節税に失敗してしまうので、注意しましょう。

税理士に節税について相談しよう!

法人税は安く抑えられるなら、それに越したことはありません。税金を少なくするためには、税金の知識が必要です。節税対策を成功させるために、税金の仕組みをしっかり覚えてみてください。

また、税金に関する問題なら、当サイトに相談するのがおすすめです。当サイトでは税金問題に丁寧に対応してくれます。自分にぴったりの税理士をお探しの方は是非ご利用ください。

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